大学院について悩んでいる人のためのブログ

大学院に進学しようか悩んでいる。大学院に進学したが様々な悩みを抱えている。そんな人達の力に少しでもなれたらと思っています。

【修士と博士】の違いについて思うこと

修士と博士の違いについて、自分の経験からお話をさせて頂きます。

まず始めに、僕は修士課程を経験していません。

社会人経験中に幸いにも研究をする機会を頂いていたため、そのおかげで修士を飛ばして博士課程に入ることが出来ました。

ですので、修士に関するお話は僕が実際に友人達に見聞きした範囲だけのお話です。

 

修士と博士の違い

  • 修了までにかかる時間

修士:大学の学部修了後2年間

博士:修士修了後、3年間(計5年間)

※6年制学部(医・薬)の場合

6年制学部を卒業後、博士4年間がほとんど

(医学博士・薬学博士を取る場合)

 

 

これはよく知られていることだと思いますが。

やはり卒業後の年齢が最も大きな違いでしょう。

ストレートで進学したとして、修士卒社会人は24歳、博士卒社会人は27歳です。

これを見て具体的にイメージして下さい。

自分がその年齢になった時の姿を。

これは大学院進学を批判するものではありません、先にイメージすることが大事なのです。

その年になってから後悔しても遅いことだけは伝えたい。

 

  •  就職先

修士:公務員、民間企業など基本的に学部卒生と変わらない。

博士:博士という学位を活かした職につける人間は極わずか。

これらについては少し詳しく書いていきます。

 

修士の就職について

修士学生の就活はとても忙しいと思います。

ただでさえ、2年間という少ない期間で修士論文作成のためのデータを出し、講義も受けなければいけない、そこに就活が入り込んでくるのです。

 

就活はできれば1年目の冬から行っておきたいところです。

具体的には、自己分析企業研究の2点です。

特に自己分析は重要です!

 オススメはリクナビNEXTのグッドポイント診断ってやつです。

この結果を印刷して自分のこれまで経験したことや、性格などと重ね合わせてみるといいでしょう。

自分という人間を見つめ直す時間は非常に大事です。

 

博士の就職について

博士を取得後でなければほぼ就けない職はアカデミックポスト(大学教員)です。

修士の時点でアカポスに就くこともありますが、その後博士は取る流れになると思います。多分こういう人は教授に気に入られたりして正当な後継者として認められた人だけです。)

 

しかし実際のところ、博士を卒業してスムーズに大学教員の枠に入り込める人間など極わずかです。

大学で研究と教育を行いたいという強い意志と、運とタイミングが必要です。

(実際に教育そっちのけだったり、研究全然できてない人もいるのが現実かもしれませんが)

 

運を引き寄せるのは強い意志でもありますから、絶対に大学の教員になってやるんだ!という素晴らしい研究者資質を持った知人達が、実際に助教になったりしているという印象です。

博士研究員(ポスドク)の道を中途半端な気持ちで歩むのだけは絶対に辞めたほうがいいでしょう。

ググるといろいろな話が出てきます。

自分がその道に進んで、無事に生きて出られるかが一番大事です。

 

博士の民間企業への就職

 多くの人は、民間への就職になることと思います。

博士学生の就活は非常に辛いものとなることでしょう。

僕も実際に結構辛い思いをしています。

というのも、研究を企業の実際の仕事に活かすことが非常に難しいからです。

(企業の求めている技術にピッタリ当てはまる研究をしている人とかは別です。

それ故に、研究している分野というのも重要になってくると思います。工学系、情報系の研究というのは求められることが多い気がします。生物系はIoTについていけないのが辛い

 

大学院で鍛えた研究遂行力を実際に活かすことは可能だと思います。

ただ、それは実際に業務に取り組んでからわかることであって、自分がそれをできる人間だぞとアピールすることが難しいのです。

企業の人事部に博士をよく知る人などほとんどいないのですから、当然です。

 

面接や研究計画書なんかで落とされると、あれ自分のやってることってそんなダメなのかなとか思ってしまいます。

僕は自分の研究はおろか、自分にも価値がないと何度も思い、苦悩しました。

辛いですが、伝わらない事は仕方ないです。伝える力も足りないかもしれないし、伝えられる方の理解も足りないのかもしれません。

ただそこでダウンしてしまったら、もう動けなくなります。

とりあえず生きている限り動きましょう。

 

博士について悩んでいる人にはとにかく考えて欲しい。

目的地に到達する為の手段は一つだけではない。

色々な手段を模索しましょう。

研究をしている人なのだから、調べることは本来得意なはずなのです。

 

  • 必要な研究量について

以前にも書きましたが大学院で行わなければいけない一番のことは研究です。

ではどのくらいの量の研究が必要なのか?

 

研究も成果主義です。

つまり、いい結果が出て必要なデータが揃えばすぐにでも論文が書けることでしょう。

ただ、そんなにうまくいくことはありません。

 

この成果主義という過程で、結果を出せずにリタイアしてしまう人が多いのかもしれません。

特に博士課程では、科学雑誌への論文化が必要なことがほとんどですから更にハードルは上がります。

修士課程ならば教授や指導教員の言うことを聞いて、きちんと実験していれば基本的には卒業までいけると思います(教員に恵まれない環境もあると思いますが)。

 

結局大学院に行くべきなのか?

  • お金が欲しい!早く稼ぎたい!な人

学部4年になる前に就活をしっかりしましょう。

 

  • 大学院には興味あるけど、迷ってる人

その興味を2年間続ける覚悟はありますか?

自信がないなら就活を勧めます。

修士に入って自分を見つめ直す2年間にすることも悪い選択では決してないと思います。

 

  • 博士に行こうか迷ってる修士の人

僕は、迷うくらいなら行かないほうが良いと思う。

修士での就活は大変だと思うけど、会社で働いてお金稼ぐ自分を想像してみて下さい。

少なくとも逃げで行こうとするのはやめたほうがいいと思う。

 

  • 博士を取りたいと思っている社会人の人

できることなら、会社に在籍して取れるようにしてもらえる形が一番良いでしょう。

こればかりはもう、お金との相談としか言えません。

新しいチャレンジをするのに一番必要なものはお金だと思います。

 

情報を書き込みすぎて長ったらしくなってしまいました。

とりあえずは自分の持てる情報を提供して、そのどれか一つでも参考になればと思います。